2022-05-09から1日間の記事一覧

読書日記【007】なにを怖いと感じていたのか

午睡から目醒めると雨が止んでいる。外を散歩するが、植木の葉っぱ、ポリバケツの蓋、車両のボンネットを濡らす水滴を除けば、通り雨の痕跡は見つからない。夕空にはピンク、灰色、濃紺色の三色の雲。 *** 南北をとおして、江戸の人々がなにを怖いと感じてい…

読書日記【006】若者にない力

雨ときどき大雨。電車の窓から海が見える。波は妙に穏やかで、沖合のサーファーたちが棒立ちする姿が点々と過ぎてゆく。 *** あることを何百万回も繰り返すと、確かに新鮮味は失われるだろうが、一方で味わいは増す。味わいを増した過去、そして経験。過去に…